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2月の「新 鉱物宝石研究セミナー」は『瑪瑙』です
2019-03-04
「瑪瑙」と「玉髄(ぎょくずい)」の明確な区別は、じつは難しいものがある。過去に確定された呼称に即した形で区分しているからだが、実際に鑑別という業務の上で双方を識別すると、その中間タイプがある事に気づく。瑪瑙を構築する珪酸溶液が“温度によるモディフィケーション(変態)”という特性を有しているからである。珪酸溶液はゾル状のオパールを形成、さらにモガナイトやクリストバライトを形成する。さらには動植物の組織を置き換え、時にはその成因を推察することが難しい形状の瑪瑙をも形成する。
今回のセミナーでは、珪酸溶液から晶出する石英の粒子が形成する宝石の名称を分類し、その魅力を解説する。
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