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4月の新 鉱物宝石研究セミナーは『オパール』その1です
2017-04-04
オパールは鉱物種のひとつでありながら、その実体が分かりずらいものの1つで、時に岩石を構成し、鉱石を充填し、鉱床を鉱染する。二次的な条件が加わると、オパールはカルセドニーに転化し、更なる刺激でクォーツ(石英)にまで変化する。
 オパールという名前はヨーロッパで初めて現れた。かつてスロバキア(旧ハンガリー領)のチェルノウィッチからドゥブニックにかけての鉱山から多くの石が採掘され、その美しさに魅了されたローマ帝国の要人達がオパールという名前をつけた。その後ブラジルやオーストラリアでも同様の石が発見され、オパールはかつてないほどに知名度の高い宝石となった。最近ではエチオピアでも発見されて、これまでにないほどの数量の石がこれまでになく低い価格で販売されているが、しかしそのオパールは本質が伏された情報で輸入されているものである。
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